PA初心者必携ウェブサイト(?)
インプットセクションに"PAD"があれば、これを入れておいてください。そして、CD(テープでもいいが)を再生してみます。
ただ再生操作しただけでは音も出ませんから心配になりますが、とにかく進みましょう。
この機種ではまず、『ON』というスイッチをONさせます。これは、『このチャンネルを使いますよ』という意思表示と思ってください。『ON』が『OFF』のままだと音は出ません。ってなんのこっちゃ分かりにくいな。
次に、『ST』と書かれたスイッチをONさせます。これは、『このチャンネルの音をステレオ出力に送って下さい』という意思表示。もうひとつ『1-2』というのがありますが、ここでは無視します。
そしたら、CDのつながってるチャンネルのフェーダをゆっくり上げていきます。ほとんどの場合、メイン出力(L/R , 2MIX , STEREO)メータがちらちら動き始めるはずです。そのままCDのフェーダを0dBまで上げて、メータの動き具合を見てみます。
さて、CDを再生しながら、ミキサーのメーターは0dBのあたりをちらちらしてますね。これは実際の運用では、最大音圧を出している状態です。なのでこのままパワーアンプのアッテネータ(つまみ)を右に回しながら、『いくら何でもこれ以上大きな音は出さんやろ』という音が出るように設定します。
と、ここで『音、デケえな。』と思うくらいに調整しても、案外このレベルは小さいことが多いです。
それまで殆ど音のなかった場所に音を出すので、耳が大きな音に慣れていないせいもあります。また客が入ってくると人が音を吸いますし、客の出すノイズ(お喋りとか)、周辺環境ノイズ(露店の発電機とか)で、結構な音量が必要なんだと後で気づかされるモノです。
CDよりもこっちを先にやる方が多いのですが、マイクの音を出してみましょう。
要領はCDと同じです。一旦CDを止めて、マイクに向かって少し大きめの声を出しながら、CDのチャンネルでやったような調整を行います。
だいたいの現場で、よさげな音量でマイクの音を出すとハウリングが起きます。なので
にしたがって、ハウリングが起きないように調整しましょう。PAという仕事の中でかなりウェイトを置く作業です。
そこまで終わて初めて、実際のオペレートに入っていくことができます。しかし、ここまでの仕込みで実際のイベントを動かすとなると、少々もの足りません。たとえばカラオケ大会なんかだとエコーをかける必要があります。また、ステージには原則としてモニタスピーカが必要になります。詳しくは別のページに書きます。